Report 2013




10/14 平成25年度 久喜市民文化祭 出演(10/26)
10/6 第32回 久喜市合唱祭 出演(10/26)
10/5 彩の国男声コーラスフェスティバル2013 出演(10/20)
9/14 盟友メンネルの定演を聴く 男声合唱団メンネルA.E.C.第7回演奏会(10/7)
6/29 第1回 ARIONファミリーコンサート 賛助出演(7/17)
6/1 第58回 埼玉県合唱祭 出演(6/9)
3/9 男声合唱団コール・グランツ 創立25周年記念コンサート(5/1)








10/14
 平成25年度 久喜市民文化祭 出演
   久喜総合文化会館小ホール(埼玉県久喜市)

 10/5に引き続き久喜総合文化会館に出向きました。今回は規模の小さな小ホールです。
 民謡連合会、吟詠剣詩舞連盟、合唱連盟、舞踊協会、カラオケ連合会の5団体から様々な演目が披露されました。朝10時に開演
し午後4時まで延々と続けられるものです。当然全部を聴くというようなものではなく、それぞれの分野の関係者が中心で、終われば出て行くといった感じだったのではないでしょうか。客席への出入りもほとんど自由で、入れ替わり立ち替わり演じられました。
 出場は83組もありましたが、合唱はたったの二つだけ、われわれグランツと久喜コーロ・ベルという合唱団でした。出番が午前と午後に分かれてしまったので聴くことは出来ませんでした。グランツは指揮者が欠席でしたが、「いざ起て戦人よ」 「ふるさと」 「里の秋」 「秩父音頭」 を指揮者なしで歌いました。
 この催しの一週間前に合唱祭を開いているので続けて出る合唱団はほとんどなく、グランツはお付き合いで出演したものです。他の団体の方も合唱とはどんなものかおわかりになったのではないでしょうか。





10/6
 第32回 久喜市合唱祭 出演
   久喜総合文化会館大ホール(埼玉県久喜市)

 前日(10/5)行われた彩の国男フェスに引き続き久喜市の合唱祭に出演しました。出演団体は12、ヴォーチェ・ビアンカ、レ・コンソグラコールさくらだ、久喜混声、久喜女声などの常連組も出ていました。グランツはちょっと準備が間に合わなかったので、前日と同じレパートリーで出演しました。
 グランツが歌った「かごにのって」はコールフロイデも演奏しました。そちらは混声でピアノ付きでした。同じ曲を編成が違う合唱で楽しめたのではないでしょうか。
 久喜市合唱連盟とはセカンドテナーの江橋さんがパイプ役となって動いてくれています。小さな連盟ですが、もう32回も合唱祭を続けています。以前は久喜市合唱連盟とはほとんどご縁がありませんでしたが、栗橋町が久喜市と合併してから一挙に距離が近づき、合唱祭にも参加するようになりました。その流れから、久喜市のホームページにも紹介コーナーを設けて頂きました。





10/5
 彩の国男声コーラスフェスティバル2013 出演
   秩父ミューズパーク音楽堂&野外ホール(埼玉県秩父市)

 この男フェスは、埼玉発祥の元祖おとうさんコーラス大会の形が変わったものです。詳しくは〔関東おとうさんコーラス大会の歴史〕を参照してください。

 彩の国男フェスは、開催時機が近いこともあって、関東おとうさんオーラス大会との位置付けが難しくなってきました。しかし、グランツとしてこの大会は外せません。バスをチャーターしての小旅行となりました。行きは練習をしながらの静かな車内でしたが、帰りはもちろん途中のコンビニで仕入れたお酒やつまみで反省会。参加できなかった方には申し訳ありませんが大いに盛り上がりました。

 今年は、佐藤眞作曲「組曲旅から かごにのって」と相澤直人作曲「ぜんぶ」を演奏ました。この二曲はかなり性格のちがう曲で、いずれも全員が暗譜するまでには至っていなかったかも知れませんが、まあ、大過なく歌うことができたというところでしょうか。
 〔音楽/合唱〕コーナーに詳しくレポートしてあります。





9/14
 盟友メンネルの定演を聴く 男声合唱団メンネルA.E.C.第7回演奏会
   響きの森 桶川市民ホール(埼玉県桶川市)

 埼玉県合唱連盟理事・須田信男さんが指揮する男声合唱団メンネルA.E.C.の定演を、グランツの多くのメンバーと一緒に聴きました。今回はソプラノの田崎美香さんをソリストとして迎え、ミュージカル『学生王子』を中心に、シューマンの『詩人の恋』、そして外すことができない多田武彦作品の中から『中勘助の詩から』の3ステージを用意し、加えて女声合唱団コールマーガレットが賛助出演するというバラエティーに富むものでした。一時手不足になっていたトップテナーも補強され、メンネルサウンドを楽しませてくれました。
 1ステ、シューマン詩人の恋は9曲を抜粋しての演奏ですが、ドイツ語ですからなかなか手強いです。とりあえず皆さん譜持ちでしたが、それでしっかり歌えればそのほうがベターです。ドイツ語はともすると固くなりがちですが、指揮者が常に求める柔らかな表現がよく実現されていて、オープニングに相応しかったです。



混声でアンコール演奏


 続く2ステは得意のタダタケ作品
中勘助の詩から』。これはよく歌いこまれているという印象、ソロも良かったです。3ステに賛助出演のコールマーガレットが入り、男声とはちがった音楽で変化をつけてくれました。信長貴富作曲『こころに地図をひらいたら』より2曲、木下牧子作曲『光と風をつれて』より2曲、若いメンバーも多く声がよく出る演奏でした。そして、4ステ学生王子』は、舞台に動きを採り入れた演出で、ソリスト田崎美香さんの熱演もあってつい引き込まれてしまいました。ピアノはいつもの長野勤子さん。メンネルの良いところも弱いところも知り尽くしており、ときには優しくときには厳しく叱咤激励して男声陣を盛り上げています。




打上げで女声を振る須田信男さん



さいたまゴールドシアターの役者でもあるベースで最長老の森下竜一さんと
二人ともかなり出来上っています(^_-)




6/29
 第1回ARIONファミリーコンサート 賛助出演
   曳舟文化センター(東京都墨田区)

 ARIONファミリーコンサート(6/29)に出演しました。このコンサートは、法政大学アリオンコールを中心にそのOBが関係している団体がジョイントしたものです。これまでは、アリオンコールOB・現役合同演奏会として団内総会に併せて開催してきましたが、今回はOBが所属する他の合唱団にも参加を呼びかけ、アットホームなコンサートとして盛り上げることとなりました。

 アリオンコールは、昭和3年(1928)に創立された男声合唱団、現在も法政大学内に継続して活動している音楽団体の中で最も古い歴史のある男声合唱団です。アリオンコールのOB合唱団「オールアリオン」は、OB有志が集まり、1995年に結成されました。グランツは、アリオンコール出身のトップテナー・野口享治さんを通じてお招きを受けました。



出演者揃って開演前の集合写真

 アリオンコールという名称は、その歌声があらゆる生き物に安らぎを与えたと言われる古代ギリシャの詩人・音楽家アリオンに由来しています。アリオンの歌のあまりの美しさに魚が海の深みからあがってきて耳を傾ける、またある時は海に落とされ生命を落とすところを歌に感動したイルカに助けられという話などがあります。
 また、アリオンコールといえば、現代邦人作曲家の委嘱作品がたくさんあることでも有名です。昭和401960)年代から田中信昭先生の指導のもとに委嘱活動を続け、日本の現代音楽曲のアリオンともいわれてきた異色の合唱団です。詳しくは公式サイト()をご覧いただくとして、いくつか主だったものを列挙してみます。
 間宮芳生:合唱のためのコンポジション第6番、三善晃:男声合唱のための「王孫不帰」、男声合唱のための「五つのルフラン」、柴田南雄:萬歳流し、高橋悠治:あなたへ 島 〜男声合唱と小石のために〜、など名曲が揃っています。 

 司会進行役は法政大学OB・グランツの野口享治さん(右の写真)。彼は、OBのステージから、グランツのステージ、そして最後は打上げの司会までこなす━というより若手OBとして逃げられなかったというほうが正しいのだろうが、とにかく八面六臂の活躍でした。最後のステージではさすがに喉にきているのかという一瞬もありましたが、なんとか無事大役を果たしました。





   <プログラム
   法政大学アリオンコール
     「唱歌の四季」より(編曲:三善晃)
     「八木節」(作曲:松下耕)

   男声合唱団コール・グランツ
     木下牧子 男声合唱アカペラ作品より(作曲:木下牧子)
     ロマンチストの豚
     ティオの夜の旅〜祝福
     いつからか野に立って〜虹
     夢みたものは
     鴎

   
むさし野男声合唱団
     男声合唱組曲「雨」(作曲:多田武彦)
     T 雨の来る前に
     U 武蔵野の雨
     V 雨の日の遊動円木
     W 十一月にふる雨
     X 雨の日に見る
     Y 雨


   越谷混声合唱団
     アカペラ・コーラス・セレクションより「鴎」(作曲:木下牧子)
     MESSE BREVE より「GLORIA(作曲:GOUNOD
     混声合唱曲集ほほえみより「茜の空に」(作曲:鈴木憲夫)

   法政大学アリオンコールOB会男声合唱団 オールアリオン
     男声合唱組曲「東京景物詩」(作曲:多田武彦)
      1.あらせいとう
      2.カステラ
      3.八月のあひびき
      4.初秋の夜
      5.冬の夜のものがたり
      6.夜ふる雪


   愛唱曲ステージ
      いざ起て戦人よ
      見上げてごらん夜の星を
      ふるさとの
      RIDE THE CHARIOT

      コンポジションVより 「引き念佛」





木下牧子 ア・カペラ集を歌ったコール・グランツ







 打上げは、曳舟文化センターのある東武スカイツリライン・曳舟駅から二つ目の終点浅草駅近くのレストランを貸し切って開かれました。
 大学の合唱団は混声ならばそこそこ繋がっていますが、男声合唱の現状はかなり厳しいものがあります。OBの方々はその行く末を案じ、後輩を叱咤激励しながら自らの古巣を盛り立てたいと願っています。














































6/1
 
第58回埼玉県合唱祭 出演
  
(埼玉会館大ホール)

 今年の合唱祭は、日本民謡で参加しました。男声合唱の定番曲『最上川舟唄』、そしてもうひつとは多田武彦先生から男声合唱プロジェクトYARO会にプレゼントして頂いた埼玉県民謡『秩父音頭』編曲版です。
 『最上川舟唄』は山形県の民謡、ご存知のとおり舟下りの船頭さんが歌うことで知られた名曲です。私が舟下りを楽しんだときは船頭さんではなく、案内係の女性がいい声で聴かせてくれました。山形弁丸出しのところが親しみがもてていいですね。この曲について以前書いたものがありますのでご参考までにご覧ください。ことばコーナーの<方言潮流>()です。
 かたや、『秩父音頭』はタダタケさんのご厚意により、男声合唱プロジェクトYARO会に特別に編曲して贈って頂いたものです。もともとは盆踊りなどで踊るときに歌うものでテンポも速いのですが、それをすこしテンポを落として余裕を持たせることで男声合唱ならではの迫力が盛り込まれています。
 で、グランツの出来はどうだったかというと、可もなく不可もないというところでしょうか。新人の団員の自己評価によれば八割くらいの出来だったかなという印象ですから、まあ齟齬はあったと思ったほうがいいでしょうね。しかし、ホールは広いから遠くのお客さんにはボロが聴こえなかったというように理解しましょうか。
 講師の講評は下記の通り押し並べて好意的なものでした。コンクールではないから、褒めてナンボのもの。でも、話し半分としても嬉しいことにはちがいありません。
 

郡 愛子氏(声楽家

村田 和子氏(指揮者)

 
おー、若々しい男性群!?
25年ですか! やはり余裕がありますね。
しっかりした発声を基にそれぞれの曲への想いを歌っておられます。
実力者揃いですネ 楽しかったです。
ヴラヴィー! 私も入ってご一緒に歌いたかったです。
 
男声合唱団の醍醐味、満喫しました。
音楽の中に懐かしさ、抒情を見ました。
リズム、切れ味が見事ですね。
全員がリズム感を持っていらっしゃるので崩れませんね。
感動的な演奏ありがとうございました。

 






3/9
 男声合唱団コール・グランツ 創立25周年記念コンサート
  
(久喜市栗橋総合文化会館イリスホール)
 3月9日(土)、男声合唱団コール・グランツ・創立25周年記念コンサートが無事終了しました。ずいぶん前から準備を始めたはずでしたが、思うように仕上がらずかなりの苦戦を強いられた演奏となりました。それでも大過なく──小過(?!)は至るところにありましたが、なんとか歌いきったといってよいでしょうか。
 

<第1ステージ> 男声合唱組曲『父のいる庭』



<第2ステージ> 『木下牧子 ア・カペラ曲集』



<第3ステージ> 『コール・グランツ 25年の歩み』

左端がステージマネージャー・高石勝己さん(男声あんさんぶる「ポパイ」)




<第4ステージ> 『アーロン・コープランド Old American Songsより』
ピアノ: 魚水愛子





 プログラムとチケットのデザインは、今回も元男声あんさんぶる「ポパイ」の山岸勝信さん(現在は金沢メンネルコール所属)にお願いしました。とても良い出来上がりに感謝しております。また、男声あんさんぶる「ポパイ」の関根盛純さんには、今回も男声合唱プロジェクトYARO会のCD、DVDなどの販売を担当して頂きました。
プログラムはこちら






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